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あの日からずっと雄真は話しかけては来なかった
図書室によっていたら遅れてしまって一人遅れて帰るところで靴箱に誰かが立っていた
誰かと見ていればそれは雄真だった・・・・
ここを通らなければ帰れないため雄真の横を素通りすればいいと思い横を通ろうとしたら雄真に腕をつかまれた
「・・・・一緒に帰ろ」
雄真が言ったのはその一言で無言のまま自分の腕をつかみ歩きだした
雄真のそばにいると雄真傷つけたくない自分を裏切ってしまいそうな自分がいる・・・・
「ごめん・・・・」
自分の気持ちを押さえ、まぎらわすために無理に笑顔を作った。 歩きだしても雄真はついてくる
「・・俺はもう親友じゃない? 俺はもう要らなくなった?」
自分のなかで複数の言葉が混ざりあった
「俺も一人はいやだよ・・・だから親友でいたいけど・・無理なんだ・・・・ごめん」
そう言って立ち去ろうとしたけどそれでも雄真は手を離してはくれなくてそのまま無言で雄真は歩きだした
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