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無言で道を歩いて
10分はたっただろうか……
それでも雄真は怖い顔をしている何処へ向かっているかも分からずいろんな事を考えているとマンションの前で雄真が足を止めた
「ここどこ…?」
「俺の家だけど」
このまま一緒にいると言ってしまいそうだった
「……帰る」
「ちょっとまてってッ」
手をつかまれそうになり必死に振り払った
「やめろッ……その気もないくせに…中途半端に……」
「ッ訳わかんねぇ…一人ぼっちって何?…………
俺はお前の何?」
‐俺はお前の何‐
きっとそれは初めは憧れでいつしか違う感情へ変わってしまって
「……あのさ、俺は好きな人がいて…それでもそいつは気付いてくれなくてしかも彼女なんか作っちゃって……だから嫌いになった」
本当は嫌いなんかじゃなくて
それでも本当のことなんか言えるわけがなくて嘘をついた……
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