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「お前の好きなやつって俺……のことだよな?…………ごめん…実は気づいてた……」
そんな事を言われ目をま開いた
「……え?」
「お前が俺のこと好きなの知ってからなんか怖かった……だから女でまぎらわそうとしてた……」
そんな訳がない
知られてるはずがないのに
「…そんな同情なんかいらない……そんなの雄真じゃないよ……」
「同情なんかじゃねぇよ……」
「やめろよッ……もういいよ」
自分には家族をつくってあげる事も出来ない
ただ雄真には誰よりも幸せになって欲しいから…………
そして大切にしたいから………
「俺は誰よりも薫に幸せになって欲しいと思った………だから自分がお前を幸せにしてやれるんだって分かった時、お前の事幸せにしてやりたいと思った…」
いつもふざけている雄真が真剣に似合わない台詞を口にした
これ以上の幸せはなかった……
でも………
「俺は雄真の家族の幸せを奪っちゃう……家族もつくれないし雄真を幸せに出来ないから………」
それでも雄真は引かなかった
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