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蒼「咲くんが休まねーなら、俺も休まないって言ったろ?」
咲「いやだから、釣りするくらいなら休んでよ…」
蒼「やだよ、釣りは俺の栄養なんだから」
不満そうに口をとがらせた天野に、朝倉はふうっと息を吐いて肩の力を抜いた。
咲「……まぁ、それで休養になるっていうならいいんだけどね…」
蒼「ふふ、ありがとう咲くん」
いつも何だかんだ言って笑って許してくれる朝倉に、天野はにっこり笑った。
蒼「……にしても、咲くん。
どうしたんだ、その格好?」
天野は不思議そうに尋ねた。
その時の朝倉は、ビシッと格好いいスーツに身を包んでいた。髪もセットされていて、いつもよりキメている。
咲「~っだ・か・ら、呼びにきたんだよ!
貴方、今日何の日か忘れたの?!」
蒼「えっ………何かあったっけ?!」
咲「結婚式!!
第6小隊隊長の、杉山の結婚式ー!!」
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