<風>の日常

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 夏目を見送ってから、秋月は自らの仕事(事務処理)をするべく伸びをしながら、僅かに表情を弛ませた。  手際良く仕事をし、自分が何か言う前に行動を済ましている、優れた参謀である佐々野。  自分では気づいていないようだが、人々を和ませ、秋月たちでさえも和ませてくれる夏目。  2人の支え、その頼り強さを感じながら、秋月は仕事を始めた。    この時の彼ら3人もまた、平和を望み、実現できると確信を持っていた。  だが、歯車は廻り出した。       容赦なく、確実に……。 .
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