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蒼「……何かあったのか?」
俺の寝ているベッド脇の椅子に座る咲くんの肩が、僅かに揺れた。
俯いてしまって表情は見えないけど、膝の上で握られていた拳に、ぎゅっと力が加わった。
咲「あの後、生き残った子どもの1人に言われたんだ……」
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《さくくんっ…》
《ん……?》
《ありがと…》
《……お礼なら、リーダーに言っ…》
《ちがうの!》
《…カイのかたきをとってくれて》
《…ありがとう…》
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