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咲「『本当に、ありがとうございます』って、あの子たちの先生が蒼くんに伝えて下さいって」
蒼「え……?」
咲「じゃ、そういう事だから。
暫くは釣りも禁止、絶対安静だよ!」
蒼「…わかってます~…」
俺がふてくされてたように言うと、咲くんは笑って部屋を出て行った。
起こしていた身体を、再びベッドに倒す。
蒼「何でもお見通し、かぁ……」
俺が気にしてたことを、あっさり楽にしてくれた。
本当、咲くんには助けられっぱなし。
俺は咲くんが出て行ったドアを、心配になりながら見つめた。
生半可な気持ちで戦争なんか出来ない。
やらないのが一番だけど、そんなのもう言ってられないから……。
ゆっくりでいいよ。
待ってるからな、咲くん。
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