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その時代、世界は陸続きの4つの国に分かれていた。
北に位置する<風>
東に位置する<林>
西に位置する<火>
南に位置する<山>
4つの国は、絶えず領土争いを繰り返し、毎日のように血が流れた。
彼らの闘う術は、<力>。
人々は皆、生まれつき<属性>を持つ。<属性>の種類は6つ。
その<属性>を人々は<力>として用い、軍はそれを攻撃や守備に利用する。
<属性>によって、攻守の向き不向きがある。
攻<---------------->守
雷・炎・氷・水・木・風
このように分けられるが、<力>の使い道は無限にあり、未知数である。
<属性>は1人に1つ備わるのが原則であるが、時に例外として、2つの<属性>を持って生れる者がいる。
数万人に1人という確率で生まれる彼らは<双属性>と呼ばれる。
また、軍に入った者にのみ与えられる称号として、<力>の強さのランクごとに階級分けが為される。
上から順に、特A、A、B、C、Dランクに分けられる。
これらのランクは純粋にその人の<力>の強さを示しており、生まれつきのものである。
修練を積むことでランク以上の強さを発揮することが出来る。
ランクを決める基準は世界共通である。
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