認識と結束

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蓮「でも、変わらねぇといけない事もあるぜ」 晴「え……?」 悠「……まぁ、確かに。  今のままじゃダメだね」  秋月の言葉に、夏目は首を傾げ佐々野は小さく頷いた。 晴「な、何が?!」 蓮「<山>の情報は相変わらず何もないけど……トップ2人が、特Aランクで<双属性>ってのは確かな情報だ」 晴「それなら知ってるけど」 悠「要は単純。  俺たちの方が、戦力的に劣ってる」  断言した佐々野に、夏目が口を尖らせる。 晴「何で言い切れるの?  やってみなきゃ分からな…」 蓮「言い切れるよ。  ただ特Aランクが2人なら、サノと夏目ちゃんが共闘すれば2人一緒で特Aに近いくらいの強さになるから互角。  俺もいるし、こっちが有利のハズ」 悠「でも、相手は<双属性>。  もう分かった?」 晴「………だから?」  夏目の返答に、佐々野は思わず肘掛けから肘を滑らせてからため息をついた。 悠「……つ-ま-り、特Aランクを小隊が相手に出来る訳ないから、俺らで対応しないといけねぇの!  でも、蓮くんがあっちのリーダーを相手にするとしたら、俺とあんたでもう1人を相手にすんの!分かる?!」 蓮「ふはっ、落ち着けよサノ。  まぁ簡単に言っちゃえば、サノと夏目ちゃんが完璧に協力し合って……特Aランクで<双属性>みたいになればいい訳」  2人の説明に、夏目は納得したように頷いた。 晴「それが"変わらないといけない事"なワケね…」 悠「そっ。  結局のところ、俺と夏目さんの戦闘スタイルを変えればいい」 晴「戦闘スタイルって……俺、攻撃する方法なんか知らないよ?」  そう、人を傷つけるのを極端に嫌う夏目は、風の<力>を守備…つまり結界にしか利用しない。 、
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