認識と結束

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蓮「それはそのままでいいよ。  夏目ちゃんは、とにかくサノの結界と自分の守備だけに集中。  サノは攻撃のみに集中。  その上で、戦えばいい」  結界とはなかなか高度なものであり、複数の結界を張ったりすればその硬度は弱くなる。  また、結界に対するダメージは、守られている人物に少しの衝撃のみを与え、大部分は結界に吸収される。  吸収されたダメージの分、結界を張る人物の<力>を消費させる。  いま2人に求められるのは、夏目が硬度な結界を張ること、そして佐々野が夏目の結界を信じ、防御を行わず攻撃に専念することが必要なのだ。  一見簡単なようで、それがどれだけ難しいかが2人には分かった。  …それでも、もう進むしかない。 晴「分かった……頑張るよ」 悠「それしかないですね……。  じゃあ蓮くん、悪いんだけど……諸々の準備は任せていい?」 蓮「おう」  戦争、ともなると…何かと準備が必要となる。  例えば…敵国への戦争を宣言する書状をだしたり、食料や作戦だったり。  秋月は、不敵に笑って頷いた。 蓮「じゃあ……準備開始だ」 、
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