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咲「っ……!」
ハッと目が開いた。
見慣れた天井、脇の机に重なる大量の書類。
はぁ、と大きく息を吐いた。
咲「……また…あの頃の夢……」
寝ぼけた目をこすろうとして、初めて目元から滴が流れていたのに気づく。
泣いてたのか、俺……。
咲「久々に見たな……あの夢」
何度、こんな朝を迎えただろう。
何度、認識させられただろう。
夢を見る度……何度も俺は、
繰り返し貴方を失い、涙を流す。
咲「3年も経って……馬鹿は俺だな…」
いつまでも女々しい自分が嫌になる。
憂鬱な気持ちのまま、1日が始まった。
、
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