決戦の日、交わす誓い

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 ~<山>side~  その日の朝。  朝日が昇るのを見ながら、<山>の本拠地の屋根に、天野と朝倉が腰掛けていた。 咲「……いよいよだね」 蒼「…うん」  2人が交わす言葉は少ない。  戦争に絶対などない。  例え2人が国のトップであり、互いの強さを認め合っていても。  もしかしたら、どちらかが……。  もう会えない可能性だってある。  不安……緊張……恐れ……  様々な感情が、2人を巡る。 咲「蒼くん………いや、リーダー」  そんな時。  朝倉が、凛とした声で天野を呼んだ。  普段とは違う呼び方に、天野は驚きながらも顔を向けた。 、
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