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両肩をつかんで揺らしながら、大きな声を出す。
蒼「なぁ、咲くん!!」
咲「…う…そ、だろ………?」
俺の声も全く届いてないのか、瞳を揺らしながら、何で…と小さく呟く。
蒼「咲くん!
しっかりしろって、咲くん!!!!」
咲「!、…ぁ……蒼、くん…」
蒼「一体どうし……っ!!!」
やっと焦点の合ってきた咲くんに…どうしたの、って聞こうとした時。
今まで吹き飛ばされてたみんなが、再び戦闘を開始しだした。
そのせいの余波が飛んできて、とっさに雷の<力>で防いだ。
ちょっと危なかったのに……それでもひどく動揺した感じで全く反応しない咲くん……。
咲くん……あいつと何かあったの?
こんな咲くんは初めてだ……。
俺は飛んでくる周囲の攻撃の余波から咲くんを守りつつ、声をかけ続けていた。
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