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晴「…あ!サノっ、秋…蓮?」
しばらくすると、夏目さんが俺たちに気づいてほっとした笑顔を浮かべながら走り寄ってきた。
でも、蓮くんの様子がおかしいのに気づいて立ち止まる。
俺はそのまま蓮くんの隣を歩きながら、夏目さんの前まで来て、彼の身体をくるっと反転させて前へ歩くように背中を押す。
晴「っえ?!ちょ、サノ?」
悠「いーから。話は帰ってから」
有無を言わさない俺の口調に、夏目さんも渋々歩きだした。
こうして、俺たちの戦いは幕を開けた。
見ず知らずの敵、しかも<山>の連中なら……容赦なく倒せると思っていた。
でも……俺の予想だけど
……多分、あの2人は…………。
…辛い戦争になるな……きっと。
小さくため息をつきながら、本拠地に向かって歩いていた。
、
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