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「ったく…ひいきかよ…」
このクソジジイ…さてはロリコンか?
「ひいきでも無いし、ロリコンでもないわ!!」
クソジジイ…もとい長老が叫ぶとまた雷が落ちてきた
「ぐひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
またモロに喰らう
しかし、先程の詠唱した時よりも威力は弱く、体力もギリギリ残った
『シュウは650のダメージを受けた』
HP1000→350
「けふっ…魔王よりも先にテメェを倒してやる…」
うつ伏せに倒れ込む
「原因はお主にあるじゃろうに…少しは反省しなさい」
「ちくしょうめ…」
痛さがなくなったから立ち上がる
つーか、また心を読まれてたな
「さて、そろそろ旅に出る前の戦闘練習をして貰おうかの…」
白い顎髭を撫でながら話す
「確かに…練習はしとかないといきなり襲われたら困るからな」
だけど、ふと疑問に思った事がある
「なぁ…どうして長老は俺達と同じ様に普通に会話が出来るんだ?ゲームの人物なら決められた言葉しか話せないだろ?」
「それはわしにも分からない…しかし、多分お前逹の様な自我がある物が入り込んだ事によって、わし逹にも自我が生まれたのじゃろう…」
だろうな…じゃなかったら長老が主人公を倒すって考えられないもんな
「成る程ね…そういう事か…」
つまりイレギュラーな俺達が入って来た事によって、ゲームがおかしくなってしまった訳だ
まだ俺の予測でしかないが、恐らくゲーム内容も普通とは変わっているだろう…
それに、長老の様に意思を持つ奴も少なからずいると考えられる
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