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「俺の疑問は無くなった。次は戦闘練習とか言ってたけど、芳香が起きなくちゃ意味無いぜ?」
気持ち良さそうに寝ている芳香を指差す
「そうじゃな、そろそろ起きて貰うかの」
長老が芳香に杖を向けると目を擦りながらムクッと立ち上がった
「ん……修一?え?ここどこよ!?私をどこに連れてきたのよ!!」
俺の肩を持って、思いっきり頭を揺らす
「えぇ!?」
シュウは5のダメージを受けた
シュウは5のダメージを受けた
シュウは5のダメージを受けた
シュウは5のダメージを受けた
シュウは5のダメージを受けた
揺らされる度に、ただでさえ残り少ない俺の体力が5ずつ減っていく
HP350→345→340→335→330→325
「ちょ、待って!落ち着け芳香!!俺がまた死ぬから!!」
俺の叫びでようやく肩から手を離す
「じゃあハッッキリ説明して貰うからね!!」
顔を近付けて大声で怒鳴る
「分かってるよ!」
しかし参ったな…どこからどうやって話そうか
いきなり…
1、『ゲームに吸い込まれちゃたんだぜ♪テへ☆』
何て言っても伝わらないだろうし
2、『ここは俺達が世界を守る為の場所なんだ!!』
と言っても中二病だと思われるだけだろうし
さて…どうしようか
「早く説明!」
急かしてくる芳香…しかしそこに
「まぁまぁヨシカ…落ち着きなさい」
長老が芳香をなだめに入ってくれた
「(ナイス長老!)」
「ん~?おじいさん、何か私達がやってたゲームに出てくる変なおじいさんに似てるね…」
目の前の人物が芳香の曰く、その変なおじいさんとも知らずに話す
「ほ…ほほ…へ、変なおじいさん?」
心に刺さったのか、元気を無くした長老
だが、芳香がゲームで長老を覚えているならこれしかない!
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