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「いいか?落ち着いて聞けよ?」
「やっと説明する気になった?で!結局ここはどこなのよ」
今にも噛み付いて来そうな勢いだ
「実はな…ここはあのゲームの世界なんだ」
「………ゲームの世界?」
意味が分からない事を聞き静かになる
「ここは俺達がやっていたゲームの世界。あの白い光に当たった後に気付いたらここにいたって訳だ、しかもキャラの代わりに俺達が主人公になって魔王を倒さなきゃいけないらしい」
「ここが…ゲームの…」
辺りを見渡す
「芳香、信じられないかも知れないけど本当なんだ」
「はぁ~解ったわよ。あんたがそこまで言うんだったら本当なんでしょ~ね」
ため息を吐きながらだが、何とか信じてくれた様だ
「流石は芳香だな」
「でも…わざとでは無いにしろ、私を置いてったのは事実なんだよ?」
さっきまでの表情とは変わり、急にドス黒いオーラを漂わせて笑っている
「え…?よ、芳香…さん?」
恐る恐る芳香を見る…
「だ・か・ら♪罰ゲームね…」
冷たい笑みを浮かべる
「は、ははは…悪かった…だから…許して!!」
半泣きになりながら
も謝ったが、芳香の魔の手は止まらなかった…
「ダーメ♪」
フフフ…と薄笑いを浮かべて、俺は首をつかまれて別の部屋に連れて行かれる
『あ゛!!ダメ!!待って待って!?首とか肘はそっちの方向には曲がらない様に出来てるんだよ!?
ねぇ!!や、やめ…止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
……………
暫くして…
「あ~スッキリした♪」
芳香は笑顔で戻ったが、俺は新しい体になるべき状態になっていた…
残機4→3
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