死ぬ気になれば勝てない相手はいない!!…と思う

2/19
29人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
『死ねぇ!!』 魔王がいきなり炎をはいてきた 「うおっ!?」 横に転がってなんとか回避する 芳香も回避したのか心配になり辺りを探すと、炎のど真ん中に立っていた 「芳香!!」 大丈夫か!?と言おうとしたが… 「甘い!甘い!甘い!!甘過ぎよ!魔王!!」 炎の中にいるにも関わらず、平然としていた 『バカな!?効かないだと!!』 流石の魔王も驚いてる 「でもちょっと熱くなってきたわね…」 手で顔を扇ぐ その程度なのだろうか…? 余りにも芳香が平然としているから、チャレンジ精神が生まれてしまった… 拡がった炎の小さい所を軽く触ってみる ボウッ!! 腕の装備の布に燃え移った 「アッチ!アッチ!」 「どっち!?」 「コッチ! じゃねーよ!!今、冗談言ってる場合じゃねーんだから!!」 慌てて払う くそ…なんとか消えたけど… 『シュウは300のダメージを受けた』 HP1000→700 またダメージ喰らっちまったし、しかも役にたっていたのかどうか分からない腕の防具も壊れて(燃えて)しまった… さて…これからどうやってこの戦闘に入ろうかな… 芳香と魔王を見ると、激しく火花を散らしながら接近戦を繰り広げている 「いくわよ!千破烈衝撃!!」 魔王の腹に幾つもの拳を叩き込み、吹き飛ばす 『グオッ!?この…小娘がぁぁぁ!!!!』 尻尾を大きく横に振り切る 「くっ!わぁ!?」 ガードをするが、力負けをし地面に叩きつけられる 「芳香!!」 急いで駆け寄る 「さ、流石に強いわね…」息を切らし口からは血が垂れている くそ…俺はこんな装備で何が出来るんだ?
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!