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『死ねぇ!!』
魔王がいきなり炎をはいてきた
「うおっ!?」
横に転がってなんとか回避する
芳香も回避したのか心配になり辺りを探すと、炎のど真ん中に立っていた
「芳香!!」
大丈夫か!?と言おうとしたが…
「甘い!甘い!甘い!!甘過ぎよ!魔王!!」
炎の中にいるにも関わらず、平然としていた
『バカな!?効かないだと!!』
流石の魔王も驚いてる
「でもちょっと熱くなってきたわね…」
手で顔を扇ぐ
その程度なのだろうか…?
余りにも芳香が平然としているから、チャレンジ精神が生まれてしまった…
拡がった炎の小さい所を軽く触ってみる
ボウッ!!
腕の装備の布に燃え移った
「アッチ!アッチ!」
「どっち!?」
「コッチ!
じゃねーよ!!今、冗談言ってる場合じゃねーんだから!!」
慌てて払う
くそ…なんとか消えたけど…
『シュウは300のダメージを受けた』
HP1000→700
またダメージ喰らっちまったし、しかも役にたっていたのかどうか分からない腕の防具も壊れて(燃えて)しまった…
さて…これからどうやってこの戦闘に入ろうかな…
芳香と魔王を見ると、激しく火花を散らしながら接近戦を繰り広げている
「いくわよ!千破烈衝撃!!」
魔王の腹に幾つもの拳を叩き込み、吹き飛ばす
『グオッ!?この…小娘がぁぁぁ!!!!』
尻尾を大きく横に振り切る
「くっ!わぁ!?」
ガードをするが、力負けをし地面に叩きつけられる
「芳香!!」
急いで駆け寄る
「さ、流石に強いわね…」息を切らし口からは血が垂れている
くそ…俺はこんな装備で何が出来るんだ?
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