安過ぎるゲームには何かある

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~~ゲーム屋~~ 「遅いわよ!」 ぷんすか怒ってる芳香。ちょっと可愛いなおい 「いやお前が速すぎるんだよ!!」 俺が50m7.3秒と特に遅い訳ではない、しかし芳香は5.8秒という化け物である。 それ以外の運動も勿論の事、加えて容姿も良く成績もそれなり、完璧超人というのはこういう奴の事を言うんだろう 「まぁいいわ、さてさっさとゲーム買っちゃいましょ」 「もう買うゲーム決めてあるのか?」 「やっぱり長いこと続けるにはRPGが一番だと思うのよね」 「あー」 「という訳でこれがいいわ!!」 バッ!!と俺の目の前にソフトを突き出してきた 「で?どうしろと?」 「買って☆」 「仕方ないなぁ」 渋々ソフトを受け取りレジに渡す 「じゃあ、おじさんこのゲーム下さい」 「ああ、ありがとうね~。これは昔から処分に困ってたソフトだから買ってくれて嬉しいよ~。」 「マジですか」 「元々500円だったけど選んでくれたお礼にタダであげるよ~」 「え、それは悪いで……」 「ありがとうおじさん!!これを選んで良かったわ!」 俺の言葉を遮るように芳香が割り込んできた 「おお、喜んで貰えたならこちとしても嬉しいよ~」 「(まぁタダに越したことはないか)」 「早速帰ってやりましょ!!修!」 「へいへい」 「ありがとねおじさん!また来るわ!」 「ありがとうごさいました」 「どうもね~、まぁ頑張って」 それし芳香に手を引っ張られて家に帰る ……? 頑張って??何をだろう
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