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「…佐助、俺は手前のものだ。手前は…俺のものだ」 ぎゅっと佐助を抱き締めたまま静かに告げる。 「………うん。俺様は小十郎さんのものだよ…」 嬉しそうにはにかんで、小十郎にキスをする。 「…これからは我慢すんじゃねえぞ?」 小十郎も佐助にキスをする。 「うん、もう我慢しないよ!小十郎さん」 また、小十郎に強く抱き付く佐助。 「…受けて立つぞ?佐助」 そう言って佐助をベッドに押し倒す。 「っ!!…小十郎、さん?」 いきなりの行動に、焦る佐助。 「俺がどれだけ手前を愛してるか、じっくり教えてやるよ」 くしゃくしゃになったシーツをベッドの外に投げ捨てる。 「お、俺様明日バイトが……」 「休めばいいだろ」 逃げようとする佐助をバッサリと斬る小十郎。 「諦めろ」 「………ホント、狡いお人!」 そう言って、小十郎を受け入れた。
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