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打ち慣れた番号を携帯電話に打ち込んだ。 プルルルル、プルルルルと携帯電話が鳴る。 かけた先の男は3コールで、電話にでた。 《どうした!佐助!》 元気そうな男の声。 佐助一つ下の主人である。 佐助はこの男、”真田幸村”の家に拾われた孤児だった。 「旦那ー、良かったら俺様ん家でご飯食べない?夕飯まだでしょ?」 《…片倉殿との約束はどうしたのだ!?》  ……………何で知ってんのこの人。 「あー、うん。仕事が入ったんだってさ」 《…そうか………。》 「でさ、家でご飯食べようと思ったんだけど、旦那もどうかなー?ってさ」 《それは嬉しい!俺も今から食べようとしていたのだ!》 「そう?じゃあ今から俺様ん家来てねー!ご飯はハンバーグだよー」  まだ作って無いけどね。 《うむ!了解した!》
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