23人が本棚に入れています
本棚に追加
打ち慣れた番号を携帯電話に打ち込んだ。
プルルルル、プルルルルと携帯電話が鳴る。
かけた先の男は3コールで、電話にでた。
《どうした!佐助!》
元気そうな男の声。
佐助一つ下の主人である。
佐助はこの男、”真田幸村”の家に拾われた孤児だった。
「旦那ー、良かったら俺様ん家でご飯食べない?夕飯まだでしょ?」
《…片倉殿との約束はどうしたのだ!?》
……………何で知ってんのこの人。
「あー、うん。仕事が入ったんだってさ」
《…そうか………。》
「でさ、家でご飯食べようと思ったんだけど、旦那もどうかなー?ってさ」
《それは嬉しい!俺も今から食べようとしていたのだ!》
「そう?じゃあ今から俺様ん家来てねー!ご飯はハンバーグだよー」
まだ作って無いけどね。
《うむ!了解した!》
最初のコメントを投稿しよう!