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そして電話を切った。 キッチンに行って食材を出した。 「……………………あ?」 食材が足りない。  おっかしーな…、一つ足んないや 食材を一旦仕舞い直して、財布をとる。 上着を羽織って靴を履き、玄関をでて鍵を閉める。  旦那がくる前に買ってこなきゃ 近くのスーパーに急ぐ。 その途中。  あれ……? 視界の端に、見慣れた左頬の傷。  ……小十郎さんだ。 隣には、美しく着飾った女性。 「…………………」  仕事、ね。
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