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大陸の中にある人目につかない場所にある高い山。その頂上に建っている城。
中の玉座の間に縦長の机に顔は見えないが4人座っているのがわかる。
「………北郷一刀。今は蜀で未だに天の御遣いとして働いているようね」
一人が声を出す。
「で、どうするんだ?また様子見?」
「え~また~?今まで散々様子見してきたじゃ~ん」
他の2人も声を出して、1人は不満そうに言う。
「それはあるまい。もう時間的にもそろそろだから、我々が動かないと危険な状態になってしまう」
ガタン
最後の1人が立ち上がる。外見からして男だ。
「どこへ行く?」
「北郷一刀に会いに。お前たちは準備を頼む」
「あー!ズルい!僕も行きたいー!」
子供っぽい声を出して立ち上がるも一刀に会いに行くと言った男はすでに姿を消していた。
「諦めろ。奴はもうだいぶ先にいる。私たちは奴の言う通り準備をするとするか」
「そうね。さ、そうと決まったら早く準備してしまいましょう。北郷一刀は彼が抑えてくれるでしょう」
「だな」
「だったら孫たちも早くしよう。北郷一刀を未来に帰すために!」
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