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「まったく、しょうがないわね…」
「フフフ……私とどこまでやれるのか、楽しみだわ」
--魏の屋敷--
「華琳様ー！華琳様ー！」
魏の屋敷にある広間に桂花が走って入ってきた。
「どうしたの桂花？そんなに慌てて」
広間にある玉座に覇王曹操こと華琳が座っている。
「華琳様、屋敷に侵入者です！」
「何!?」
桂花の言葉に反応したのは華琳ではなく、春蘭だった。
「おい桂花！侵入者はどこにいる!?早く教えろ！私が倒してやる！」
「だからあんたは黙ってなさいよ！まだ私の報告は終わっていないのよ！」
「そんなことは知らん！」
興奮している春蘭を後ろから秋蘭が止める。
「姉者、とりあえずは報告を聞こう。華琳様もそれを望んでいる」
「しゅ、秋蘭がそう言うなら……」
春蘭と秋蘭のやりとりを横目で見ながら華琳は改めて桂花の方を向く。
「それで、侵入者というのは一体どこの誰なのかわからないの？」
「申し訳ありません。兵士たちも誰1人敵を見ていないようなのです」
「華琳様ー！」
「お知らせします！華琳様！」
続いて季衣と流琉が入ってくる。
「どうしたの？季衣、流琉」
「侵入者によって、兵士の約半分がやられました！」
「それだけじゃないんですよ！何かあちこち酷い有り様で壊れてるんです！」
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