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「そう……敵はかなりの力の持ち主のようね…」
頬杖をついてこれからどうするのかを考えている。
「華琳様ー!お知らせするのー!」
次に魏の三羽烏こと凪、真桜、沙和も入ってくる。
「今度はどうしたのよ?」
「華琳様、侵入者は真っ直ぐこちらへ向かってきているようすです」
凪が手を合わせてから報告する。
「それだけやないで、親衛隊や残りの部隊も向かわせたんやけど……」
「どうやら全てやられてしまったようなの~」
「………稟、風」
「はい」
「はい~」
横から稟と風が現れる。
「2人の意見を聞かせてちょうだい」
「わかりました、敵の狙いはこの玉座の間。そして報告で相当な手練れ。以上から、侵入者の相手は実力のある者がよいかと」
「ですね~。実力の無い兵士を向かわせてもなんの意味もありませんから~」
2人の意見を聞いてから華琳は目を閉じて少し考えてから、目を開けた。
「桂花」
「はっ」
「あなたが私たちを指揮しなさい」
「御意!」
すると、秋蘭が兵士から何かを聞いて華琳へと近寄る。
「華琳様、たった今兵士から報告が……」
「何?」
「侵入者に対し、どうやら霞が戦っているようです」
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