ちび助と、チュンチュンの冒険

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二匹は、草原の中を仲良く歩き出しました。 小一時間位歩いた頃でしょうか、突然空がくもり、雨が降ってきました。 『わー!雨だー。』 二匹は、雨宿り出来る場所を探しながら走りました。 すると、大きな木が生えている場所を見つけました。 『あそこで休もう。』 ちび助は言いました。 二匹は、木の下で雨宿りしました。 二匹の羽は、雨と土で、泥んこに汚れてしまいました。 木の下で休んでいると、通り雨だったのでしょうか、空が晴れてきました。 ふと、ちび助が草のかげを見ると、キラキラ光っている水たまりがありました。 『ねぇ、チュンチュン。 僕、いい事を考えついたよ。』 『なんだい?ちび助。』 ちび助は、水たまりを指し、 『一緒に、あそこの水たまりで水を飲んで、そのあと、水浴びをしないかい?』 と、言いました。 チュンチュンは、水たまりを見ながら、 『いいね!今、喉がカラカラだったんだ。』 と、嬉しそうに言いました。 二匹は、一緒に水を飲み、水浴びをしました。 綺麗になった羽を乾かしたあと、 『さて、休憩もしたし、旅を続けよう。』 と、ちび助は言いました。
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