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東は一層落胆した
「クッソ…チャンピオンシップ考えると痛すぎる予選結果や!!うちも富士スペシャルセッティングやのに…」
啓介も、谷本も、俯いてしまった
大神だけは違った
「…切り替えよう!!」
バンッ!!
隣にいた啓介の背中を叩く
「まだ明日の朝のフリー走行もあるし、セッティングも改善できるよ。俺たちだって少しでも早く走れるようにしようぜ」
「そうっすね」
東もその気楽さに呆れたように笑った
「よし、谷本。第2戦のデータ持ってきてくれ。セッティングもまだ速くする当てはあるんや…」
「りょーかいっ!!」
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