絶望 富士の悪夢

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加藤はいつも通り、プリウスコーナーでアウトにラインを取った 空いたインに大神はズバッと切り込む 「いい!タイヤも食いつくしラインは窮屈でも立ち上がり加速も悪くない!」 「ナイスや!!」 ピットも華麗なオーバーテイクに盛り上がる 大神は最終コーナーにアウトから侵入する 「…甘い!!」 「んなっ!?」 紫電がインに入る 再度ポジションが入れ替わる 「ウチの紫電はストレート遅いけど…86相手なら問題ないか」 2台はテールトゥノーズでホームストレートへ 86もスリップストリームには入っているが、抜くには至らなかった 「もう十分タイヤに熱が入った…後ろばかりは見てられない。」
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