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「ねぇさん。まだここにいたの?資料見つかった?」
何もない空間にキラッってしてたらリアンに普通にスルーされたおww
悲しいww
「資料は見つかった。まさかのここは関係してた。まぁ一発目で見つかったから楽っちゃあ楽だな」
悲しいかな、俺にもスルースキルが備わったようですw
入り口に佇むリアンに、身体ごと振り返りながら俺は言った。
「そうなんだ。まぁ計画自体が強引だから、こんな中級の貴族でも取り込みたかったんだろうね」
冷静な対応と考察を考えているところ悪いんですが。
「……リアン?その右手に引きずってるおっさんは誰…なのかな?」
そういうと、リアンはにっこりと笑いながら
「これ?なんか予想より頑丈だったから遊んでもらったんだ。後情報もくれたんだよ」
そう言った。
少し右手を持ち上げたことにより、おっさんは覚醒したのかうぅ……と呻き声を小さくあげた。
うん。
この場合の対処法がまったく分からん。
ここはスルーか、はたまた突っ込むか……
「そっか。良かったな。んじゃ情報も掴んだし引き上げよう。いくら結界を張ってたとしても、誰か気づくかもしれないしな」
「あ、結界張ってたの気づいてたんだ!さすがねぇさんだね」
えぇ。
スルーしましたが、何か?
こうして俺はリアンの新たな一面をまたも見せつけられながら、ギルドへとリアンと共に転移した。
うぅ……
誰も……いねぇ……
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