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「リアンー?大丈夫かー?」
暇だったので、リアンの前で手を振ってみた。
反応がない ただの屍のようだ
そんなワンフレーズが頭に浮かぶほど、リアンは動かない。
まぁリアンは帝だろうし、何より王に忠誠を誓ってるからな。
いきなりあまり関わりなかったと思ってた自分の姉が、友達とか言われたらそら驚くが……
「いくらなんでも驚きすぎだ」
そう言って、俺はリアンの頭にチョップした。
「イッ……あ!ねぇさん!友達ってどういうこと!?いつ知り合ったのさ?!」
あ、こいつさっきのマスターの追加説明聞いてねぇわ。
仕方なく俺は仲良くなった経緯を話した。
まぁ転生とか魔王は説明しなかったが、悲劇の部分は魔力探索にすり替え、秘境の話は動物達と話せる、精霊とも仲がいいから。
そんな感じに作り替えて話した。
実際精霊と仲良いのも話したら、それは狙われるな……って考えこまれたし。
「そんなことがあったんだ……。それで友達…か」
理由を聞いてもまだショックは抜けないようだ。
まぁ逆にあんなにあっさり信じた王族に俺はびっくりしたがな。
味方につけようと色々暴露ったが、もう少し時間がかかると思ってた。
「それじゃ…この件はねぇさんに任せた方がいいかな?王達と仲がいいようだし……ね」
最後のねに引っかかりを覚えるが、突っ込むのは怖いので俺は首を縦に振り、了承した。
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