1311人が本棚に入れています
本棚に追加
って神との連絡フラグをたてたのに、神からの連絡はありませんですた。
ちくしょう。ちょっと期待したのに。
気を取り直して、というかその考えを放棄して俺は廊下を歩いていく。
リアンは左隣を歩き、少し前には門番が自ら案内役をしてくれている。
門番、仕事しろ。
たとえ結界が強力で暇だとしても、仕事しろ。
まぁもう一人は残ってるんだけどね。
「ねぇさん。いつも案内役の後についていってるの?」
リアンは目線だけをこちらに向け、そう訪ねた。
同じく顔は前に向けたまま、小声で返事をする。
「いや。いつもは案内役を断って転移で直接向かってる」
そう告げると、リアンは小さくため息をつき目線を前に戻した。
なんぞ。
別に王からの許可はとってるし。
いつも来るときは王から招待されるから、案内役いらんし。
「だからって直接はどうかと思うよ。ましてやそれって謁見の間じゃないでしょ」
今度は真っ直ぐ前を向いたまま、そう言われた。
なぜ知ってるし。
「ねぇさんなら面倒だからって直接行くでしょ。それに王の友人らしいから、怒られないしね」
おぉふ。
なんか言葉に棘が沢山あるお……
最初のコメントを投稿しよう!