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もう脳内での会話は突っ込まないお。
「いや。ねぇさんしゃべってるからね」
違いますた。
そんな会話を繰り広げていると、漸く謁見の間に着いた。
長い廊下は面倒だと思います。
まぁ侵入者がすぐ王の元にたどり着いたらやばいけどさ。
「こちらで少々お待ちを」
門番はそう告げると、元の道を戻っていった。
まて、俺らはどうすればいい。
このバカでかい扉の前に放置とか切ないんですけど。
「大丈夫。あちらの兵士が、門をあけてくれるよ」
リアンさんが答えてくれますた。
今回は発言してないんすけどね。
すると、二メートルほどの扉が、ゆっくりと開かれた。
ガラガラと音が響き渡る。
何故に引き戸だし。
取っ手つけた意味は?
てか引いた扉が収まるとか両側の壁もすごいわ。
「ようこそ。リアン様、ミオル様。王がお待ちです」
兵士が二人、扉の向こうに立っていた。
俺に様付けは分かる。
王に近づける兵士は王に絶対忠誠。
その王が俺を友人と言ったからな。
最初はもちろん怪しいだの、ただのギルド員だの罵倒を浴びたけど力と王の言葉で収まった。
今はむしろ強かった俺を尊敬してくれている。
本当に忠誠心高いやつらだ。
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