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窓の外を眺めていると、ぽんっと頭を叩かれた。
「にゃっ!?」
「ははっww おはよ、爽歌」
「なんだ、戸部くんか」
「なんだ、ってなんだ」
戸部くんが不満そうに口を尖らせる。
「ごめんごめんww おはよ」
「うん、OK」
「何が?」
「…いや、今日もいつもの爽歌だな、って」
戸部くんが微笑む。
「そうかいそうかい。それはどうも」
「いやぁ、今日も爽歌先輩は男前ですねー」
「だから私は女だってば!!」
こうやって、戸部くんはいつも私を男扱いする。
そんなに私は女らしくないのか?
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