中学1年 ‐May‐

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窓の外を眺めていると、ぽんっと頭を叩かれた。 「にゃっ!?」 「ははっww おはよ、爽歌」 「なんだ、戸部くんか」 「なんだ、ってなんだ」 戸部くんが不満そうに口を尖らせる。 「ごめんごめんww おはよ」 「うん、OK」 「何が?」 「…いや、今日もいつもの爽歌だな、って」 戸部くんが微笑む。 「そうかいそうかい。それはどうも」 「いやぁ、今日も爽歌先輩は男前ですねー」 「だから私は女だってば!!」 こうやって、戸部くんはいつも私を男扱いする。 そんなに私は女らしくないのか?
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