桜の蕾が咲く頃に

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歩くこと数時間、ようやく街らしき所へたどり着くことができた けどその街にどこか違和感を覚えた 「……ん?」 街を見渡してようやくその違和感の正体を理解することができた 「みんな着物だ……」 何かの撮影かとも考えたが、それも違うように見える それでいるのが当然だと云わんばかりな風景に私は愕然とした 幸いだったのが、道着を着たままの私が特別浮いている訳でもないことだ 「とりあえず…誰かに聞かないと」 一人、自分を励ますように呟き、情報を集めた .
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