この部屋で

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だけど大丈夫。 どんなに自分が自分を嫌いでも、どんなに辛く悲しい過去を背負っていても、わかってくれる、話を聞いてくれる人はいるから。 感情をなくそうとしないで… 逃げないで立ち向かう。じゃなくても逃げたいときは逃げればいい。 立ち向かってばかりじゃ疲れてしまうから。 忘れられないのなら無理に忘れないで。 「ん…」 「うん」 繋いだ大介の手は、今日も変わらず安らげる魔法の手。 「ねぇ…イジメなくなるかな?」 「そうだな…」 「もうあんな思いは誰にもしてほしくないよ…」 「うん」
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