■BRAVE10■AVD用台本

選出 （最終回より）

佐『諾!…動けば…さらに食い込む』

灰『うあ…っ!毒……!?わ…私の…私の顔が?!』

十『せめてもの情けだ…すぐ楽にしてやる…』

（鎌之介が倒れている）

朽『望み通り痛みを与えてやったぞ。…もう聞こえてはいないだろうがな…』

（立ち去ろうとする朽葉）

鎌『…くふっ…っはははは…あはははぁ…っ!!久しぶりだぁ!この感覚!!良いぜ良いぜ良いぜぇ!たまんねーな!この赤い世界!てめえにも見せてやんよ!!』

朽葉『……っ!!?うぐっ』
（鎌を朽葉の心臓に刺す鎌之介）
鎌『…どーだ?たまんねーだろ??もう聞こえねーか…』

（伊佐那海の闇の中）

才『っう……。生きてる…こいつの効果が無くなった訳じゃねぇんだな……。…!!伊佐那海!!』

伊『才蔵……。怖いよ…』

才『だったら何でこんなとこに閉じ籠ってやがる!!帰るぞ!!』

伊『力が欲しかった…私も…皆を守りたかった…!!…でも駄目なの!!私は人じゃないから…皆を傷つけるしか出来ない…!!心が…闇だらけなんだ…!』

才『何いってやがる!!んなもん当たり前だ!心の闇なんて誰でも持ってる!お前だけが特別じゃねぇ!』

伊『私が居ると…皆に迷惑かける!!』

才『上等だ…!お前と出会ってこのかた迷惑なんてもんにはとうに慣れた!急にしおらしくなんな!!』

伊『…うっ…もう嫌なの…!!…心が痛いの!!』

才『心が痛てーのはお前が人間だからだ!!…お前言ってたよな…いつもいつも俺の事信じてるって!バカみてぇに!!あの言葉は嘘だったのか?!俺にとっちゃお前はお前だ!俺達の仲間…10勇士の一人なんだよ!!出てこい!!伊佐那海ーっ!!』

伊『才蔵ーっ!!』

（闇が消える）
幸『才蔵…伊佐那海…』
伊『……幸村様…っ…あたし……』

幸『…無事で何よりだ。さ、帰るぞ…お前達もご苦労だったな。』

（木枝に寝そべるアナ）

ア『滑稽だわ…。ﾆｾﾓﾉだったなんて』

甚『……探したぜ』

ア『今度は貴方が追っ手??ご苦労様…どうとでもすればいいわ。お好きなように…』

甚『見逃してやってもいいぜ』

ア『……何を今さら…それは…才蔵や佐助が許さないわ。』

甚『そこは普通…殿様がじゃねぇのかい??』

ア『…そうね。今回ばかりは彼も許さないでしょうね…裏切り者ですもの…。後悔はしてないわ。でも夢は潰えた。…もうなにもない』