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グリーンデイ市郊外のほど近く
警察達は包囲網を敷き、現状の維持に努めていた
『ダァン! バババ……』
「くそ! まだまだいるぞ!」
「頭を狙え!倒れないぞ!」
「民間人の救出はどうした?!SDD社内へ向かったチームは?」
警察と軍隊の混成部隊はなんとか連携を取り
被害の拡大をかろうじて防いでいた
「隊長! 対B・O・Wの特殊部隊に応援を要請しては?!」
「バカな! 我々はまだまだ戦える!」
「ですが!」
そんな中、隊長らしい男性と兵が問答を繰り返していた
会話の内容はどうやら応援の要請をするかしないかのようだ
「我々が壊滅を免れたのはSDD社に自浄システムがあり、突入した仲間がそれの起動に成功したからで
我々が化物を撃退したからではありません! このままでは士気も弾薬も……
相手は何万といるんですよ?!」
「……黙れ!」
『パァン!』
逆上した隊長は隊員の一人に発砲し、そのまま現場の指揮に戻って行く
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