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全身から汗が滲み出てくる。
息もするのもキツイ。
「ご主人様大丈夫ですか?」
白猫が白い塊……オーラな物を俺に纏わせてきた。
「あれ?」
さっきまで感じてた殺気が一気に和らいだ。
「質問なんだが娘とは……お前の娘か?」
隗は狗神をじっくり見て答えた。
「ああ。大切な娘だ。それを……」
その言葉の続きを聞こえたのはいつの間にか狗神が隗の拳を両手で俺の前で止めた時だ。
「お前が奪ったんだ」
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