二章 ―派手な男は狼の敵―

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「ったく… ちったぁ人生楽しまなきゃ損だぜ? なんなら三味線教えてやろうか?」 派手男の言葉に栄太郎と呼ばれたその男は呆れたような顔をする 「ハァー… 馬鹿なこと言ってないで帰るよ」 踵を返す栄太郎に派手男は急いで三味線を片付け、後を追った 長州藩出身 倒幕派志士 吉田稔麿(幼名:栄太郎) 高杉晋作 歴史の歯車が音を立てて回り始めていた
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