三章 ―豊玉って誰だよ―

3/15
202人が本棚に入れています
本棚に追加
/97ページ
「・・・・お梅 なんて言ってるか分かるか?」 「分かるわけあらへんやろ ニャーニャーとしか聞こえへんわ」 まぁ そうだよな… 自分でも分かってたけど改めて他人から言われるとなんかヘコむわ… 「あれ? 芹沢さんじゃないですか」 こ… この声は… 「おぅ 沖田 こいつの飼い主知ってっか?」 鬼畜野郎ぅぅうぅぅうううぅ 「知ってるも何も その猫 僕のですよ」 否定したいけどできないのがめっちゃ悔しいぃぃぃぃ 「屯所で動物なんか飼うてえぇん?」 「はい 近藤さんや土方さんの許可はいただきましたから」 「てめぇの猫なら てめぇで管理しやがれ」 ポイッ ふぇぇい やっと解放されたぜ ったくなんで人間てのはいちいち首根っこ掴むんだよ 抱く ってことを知らねぇのか 「あはは すいません 行くよ キミ」 『グェッ』 だから抱けってぇぇえぇえぇ!!!!
/97ページ

最初のコメントを投稿しよう!