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沈黙が立ちこめていた。
総統が最後に言葉を発してから15分以上たったのではないだろうか。
彼は博士の渡した書類を、一枚ずつめくりながら読んでいる。
その顔は、演説をしている時の様な難しい表情をしている。
博士は、それを立ったまま静かに待っていた。まるでその部屋の静けさと同化するように。
その顔は、何かを楽しんでいるように笑っている。
書類を全て読みきったのか、それを机に置き、顔を上げた。
「リープクネヒト博士。」
「なんでしょう。」
総統の口元が微かに綻ぶ。
「なかなか興味深い計画ではないか。」
「ありがとうございます」
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