フハハハハ、この国は、いたd……

17/18
前へ
/38ページ
次へ
「暇だな」 「そうか、兄ちゃん暇か」 見知らぬ三人組の男が話しかけてきた 「なんか用か?」 「いや、兄ちゃんがひまそうだからな、カードでもするか?」 そう言って男はカードを取り出しながらテーブル越しの席に座ってきた。他の二人は、俺を囲むようにして左右の違う席に座った チッ、囲まれたな…… 「カードは、ポーカーでいいな」 「あぁ、かまわん」 男は手早くカードを配る 「チェンジは一回だ」 「ちょっと待て、俺は一文無しなんだ賭けるものが無いんだが?」 「おいおい、あるじゃないかその立派なコートがよ」 やっぱり追い剥ぎか……どうせこのゲーム勝っても負けても左右の男が襲ってくるって話か…… 「チッ、わかったよゲームを始めよう」 「お前さんは、服だからなcallは、一回までだ」 こっちのカードを確認……ハートとクローバーのKとスペードとハートのQの2ペアだ、あとハートの5が一枚 そこそこいいな、5のカードをチェンジ 「チェンジ」 「チェンジ」 男がカードを配ってきた……ダイヤのK、来た!! 「オープン、8とJの2ペア」 「フルハウス、俺の勝ちだ」 「チッ……」 「ミナトさ~ん」 カウンターから受付嬢が呼んできた 「んじゃ。呼んでるから行くは、わりと楽しかったぜ」 ミナトが立ち上がろうとした時、左右の男が方を押さえてきた 「どういうつもりだ?」 「わかってるくせに、俺らは追い剥ぎだぜ。勉強料をもらわなくちゃな兄ちゃん?」 「そうか、じゃぁ……」 といってミナトは、右の男に金的をくらわせた 「ぐぁがっ……」 そして、右の男の力が抜けたのを見計らって肩の手を振りほどき反対側の男の顎にアッパーをくらわせた 「っげぁ……」 両側の男達は、痛みによってしばらく再起不能になった 「勉強料は、この拳だ」 「糞が!!」 向かい側の男は、ナイフを取りだしすぐさま突きをミナトに放った。だが…… 「この程度か……」 ミナトは、その突きを放った手を掴み握力のみで男の手首を締め上げた 「いてててててっ!?」 痛みのあまりに下がってきた頭をミナトは反対側の手でテーブルに打ち付けて男は気を失った
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加