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その昔、この村には妖怪が住み着き、人間と共存して生活を営んでいた。
しかし、新たに就任した村長と役人の私利私欲によって民にウソの情報を流し、妖怪に対する嫌悪感を抱かせ、ついには妖怪の長である『ぬらりひょん』を封印して、妖怪たちを追いやった。
村を追い出された妖怪は、二度とこんな事が起きないように結界を張り、その中で生活をしていった。
雪江「じゃあお母さん、行ってくるね。」
小雪「気をつけてね。暗くなる前には帰ってくるのよ。」
彼女の名前は雪江。雪女の17歳の少女だ。
そしてその母親の小雪。
首無「しかし、最近雪江は人里に行くようになったけど大丈夫なのか?」
小雪「大丈夫ですよ。ちゃんとフード被っていってますから。」
首無「だといいんだけど……なんか不吉な予感がするんだ。こう、なにか大きい事件が起きる予感が。」
小雪「大きな……事件ですか。」
☆☆☆☆☆
雪江「あ、いたいた。おーい、涼介‼」
涼介「ん?おお雪江❗」
彼の名前は土御門涼介。陰陽師の息子だが、妖怪と人間の共存を夢見る少年。雪江と同い年だ。
以前涼介が雪江を助け出したことから今でもこうやって会ったりしている。ちなみに友達らしい。
涼介「大丈夫だった?最近村警備がピリピリしてるらしいからさ。」
雪江「へーきへーき🎵じゃ、行こっか❗」
そして、2人は涼介の家である陰陽師の家に向かった。
その様子を見ていたメインルームでは
皆川「野田さん、そろそろ今回のmissionの内容教えてくださいよ。」
野田「そう慌てるな。今回のゲームにあたって他の課が新アンドロイドのプロトタイプを完成させたらしいからその調整もかねるんだ。ところで解析班の調子は?」
皆川「まだ24%しか解析できてないそうです。速くてゲーム終盤ですかね。」
野田「そうか。ではmissionを発動しよう。」
野田の操作により、エリアに時間短縮装置が出現した。
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