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今は同じゼミの子達と飲み会中。
祐介とは小中学と一緒で高校は別だったけど、大学で再会。
そして何故か就職先までも一緒。
何だかんだで一番の男友達なんだけど二人でいるといつもこの調子。
そんな私達の間を取り持つのは姐御肌で親友の園子。
この三人で居られるのも最後なんだと思うと少し寂しい。
「園子、私達ずっと友達だよね?」
「咲……、あんた酔っ払ってるね。もう烏龍茶にしときな」
「いやー、まだ飲む」
そのまま園子の膝へダイブした。
「あーあ、弱いくせに飲みたがるんだから。
祐介どうにかしなさいよ」
「はぁ……全く、言ってる傍からこいつは迷惑かけやがって」
「またまた、本当は嬉しいくせに」
「園子、煩い」
「あら怖い顔。
まぁ、そう言う事にしといてあげる」
含み笑いの園子と仏頂面の祐介。
そんな二人の会話なんて知るよしもなく、私は爆睡していたのです。
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