始まりの朝

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「今日はもう帰ろう」 「そうだな…」 少し帰るのを躊躇ったがもう夕方だし帰ることにした その帰り道…… 「楓、本当にごめんなブランコとりかえせなくて」 「いいよ、そんなこと気にしなくても」 「でも…」 「今日は純のあんなかっこいい姿が見られたから良かった」 「な、なに言ってんだよボコボコにやられたんだぞ」照れを隠すようにそっぽを向いて話していると チュッ 「なっ!!」 俺の右のほっぺになにかやわらかいものが触れた 「私のために立ち向かってくれたんでしょ本当に嬉しかったよ」
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