始まりの朝

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扉が開いたかと思った途端、 「いつまで、寝てんのよ。純 いい加減起きなさい!」と 声を荒げながら布団をひっぺがそうとするこの人は 多分この先なにがあっても適わないであろう強大な壁 「My Mother」だ なぜ、急に横文字にしたのかって そりゃあ、その方がRPGに出てきそうな敵名っぽく聞こえるっしょ(笑 仕方ない逆らったら後で痛い目にあうのは、目に見えているのでおとなしく従うことにする。 「はいはい、わかりました。」 「もう、高校二年生になるんだからしゃっきとしなさいしゃっきと」 そう言いながら母さんはリビングに降りていく。
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