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「っていうか君、逃げた方がいいよ?今、彼の射程距離だし」
「…もう遅い」
夜雲は腰につけていたである刀を抜いて下を見ていた鉄仮面の人の首を斬った。首は身体から切り離され、他の鉄仮面の人達の所に転がっていった。…っていうか、斬られた人の出てくる血飛沫が酷い。おかけで愛用の白コートが汚れてしまった。夜雲は黒コートだから、別にいいんだろうけどさ。
「夜雲~…後でクリーニング代ね」
「そんなのこいつらの賞金首で払ってやるよ…それより、『いつもの』頼む」
「はいはい…了解しましたよ」
僕はそこで震えている鉄仮面の人達の数を数える。…うん、さっきの死んだのを含めて15人か…今日はどんなのにしようかなぁ?
「お、お前ら!一体何者だ!」
「名前は言ったけどね…う~ん…あっ!『懲罰』と『断罪』って言えば分かるかな!」
その名前を聞いた瞬間、鉄仮面の人達が先ほど以上にガタガタと震えだした。あっ…最初からこれを言えばよかったんだ。まぁ、そんな事はいいや。
「じゃあ、『宣告』を」
「ま、待て!お、俺達は死にたくない!助けてくれ!」
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