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「ま、待て!お、俺達は死にたくない!助けてくれ!」
鉄仮面の1人が命乞いをしてきた。それに便乗するように
「お、俺も!」「た、助けて!」「も、もう悪いことはしねぇ!」「見逃してくれ!」
「う~ん…そうだなぁ…どうしようかなぁ…」
この馬鹿はやる気があるのかないのかよく分からないだろうが
「やっぱりやめた!………悪い奴らは全員死ね」
「だそうだ。残念だったな」
俺はともかく、この朝霧に頼めばなんとかしてくれると思ったんだろうが、大間違いだ。現に先ほどのヘラヘラとした顔から恐ろしいほどの冷たい声と殺気で鉄仮面共を黙らせたのだ。…もう相手は何も言わなくなった。
「それでは『宣告』する…お前達は女性に対する性的な罪を犯した…斬首の刑に処する」
「ではこれより『断罪』する」
「うっ…うわぁあぁああぁ!!」
鉄仮面の1人が死の恐怖に耐えられず、剣を抜いてこちらにむかって斬りかかってきた。
「『魔術』を使わず、闇雲に正面に突っ込んでくるとは…愚かだな」
俺は闇雲に正面から突っ込んできた愚か者のすり抜け様に刀で首を跳ねた。
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