懲罰と断罪

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「雑魚が…『魔術』を使わずに俺に勝てるとでも思ったか?」 俺はもう一匹死んだ雑魚を無視して仮面共の群れにゆっくりと歩いていく。 「ま、待て皆の衆…敵はたったの二人!総攻撃すればどうとでもなる!『燃える火の玉ーファイアボール』!」 仮面共の1人が俺に右手を向けて何かを言うとその手からは火の玉が放たれ俺に直撃ー 「はは…いいぞ!皆の衆!総攻撃開始ー」 「『煌めく銘刀の一閃』」 その瞬間、俺に魔術を放った仮面の雑魚の首が宙にまい、地面に落ちるとともに細切れになった。まったく、あの程度の魔術で俺が死ぬとでも? 「夜雲~…『宣告』は斬首だよ?細切れにしちゃ、駄目だよ~」 「別にいいだろ…首を跳ねた後にやったんだから」 そんな下らない会話を朝霧としていると敵は一目散に逃げて行った。…まぁ、無駄なんだけどな。敵は路地裏の十字路の真っ直ぐに逃げたが 「あれ?もう戻ってきたの?」 「なっ!?」 敵は俺達の背後にいた。別に油断して後ろをとられたのではない。仮面共は理解出来ず、また一目散に逃げる。だが 敵はまた正面に現れる。…敵にとっちゃ、絶望だろうな。
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