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『神様は乗り越えられる試練しか与えない』という言葉を聞いたことありますか?
でも、俺はそれは嘘だと思います。
なぜなら今俺達は乗り越えられない試練に直面してあるからです。
「早速だかチェックさせてもらうぞ。忘れた奴は……」
鬼山先生は指をポキポキと鳴らしだした。
「先生と一緒に楽しい時間が過ごせるぞ?」
全然楽しくない。むしろ死へのカウントダウンの間違いでは?
「先生!」
おい、この雰囲気で話しだす勇者は何処のどいつだ。
ってサトシ、お前かよ!
しかし、そのサトシの目は何かを訴えていた。まさかこの危機を乗り越えられる攻略法があるというのか?
「俺……」
まさか自己申告で抜け駆けと言う奴か。
「お腹が痛いので保健室行ってきます!」
と言うと同時サトシは走り去った。
あいつ逃げやがった。ここに来てそれを使うのかよ!こうなったら俺も……
「先生!」
「あぁん?」
「ヒゲ、カッコイイですね!」
「何だてめぇ?」
恐すぎて言えません!めちゃ睨んで来るんですもん。
「そんなことよりさっさと後ろから宿題集めろ!お前らももうに二年生なんだから忘れたりはしてないよな?それとさっき見たいに逃げ出した奴、逃げようとした奴、今から逃げようとする奴は俺の再教育特別授業だからな」
この瞬間俺達の春が終わりました。
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