第一部『入学式!』

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『神様は乗り越えられる試練しか与えない』という言葉を聞いたことありますか? でも、俺はそれは嘘だと思います。 なぜなら今俺達は乗り越えられない試練に直面してあるからです。 「早速だかチェックさせてもらうぞ。忘れた奴は……」 鬼山先生は指をポキポキと鳴らしだした。 「先生と一緒に楽しい時間が過ごせるぞ?」 全然楽しくない。むしろ死へのカウントダウンの間違いでは? 「先生!」 おい、この雰囲気で話しだす勇者は何処のどいつだ。 ってサトシ、お前かよ! しかし、そのサトシの目は何かを訴えていた。まさかこの危機を乗り越えられる攻略法があるというのか? 「俺……」 まさか自己申告で抜け駆けと言う奴か。 「お腹が痛いので保健室行ってきます!」 と言うと同時サトシは走り去った。 あいつ逃げやがった。ここに来てそれを使うのかよ!こうなったら俺も…… 「先生!」 「あぁん?」 「ヒゲ、カッコイイですね!」 「何だてめぇ?」 恐すぎて言えません!めちゃ睨んで来るんですもん。 「そんなことよりさっさと後ろから宿題集めろ!お前らももうに二年生なんだから忘れたりはしてないよな?それとさっき見たいに逃げ出した奴、逃げようとした奴、今から逃げようとする奴は俺の再教育特別授業だからな」 この瞬間俺達の春が終わりました。
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